体がかゆい・皮膚がベトベト、犬に足りない体に良い油

遵先生
こんにちは、あじな動物病院の中西です。

エルくん
乾燥肌が気になるエルです。
ボンちゃん
アマニ油が大好きなボンです。
遵先生
犬の健康に油は悪者と思っていませんか?太りやすい油があれば、体を元気にする犬に良い油もあります。病気が治りにくい原因が、実は犬の体に必要な油が足りなかった・・・ということも。犬に大切な体に良い油についてこの記事ではお伝えします。

1 食事の中の油の役割とは?

エルくん
どうして犬と油の話をするの?
遵先生
油って悪いイメージがあるよね、ダイエットの敵!とか、健康に悪い!とかね。
ボンちゃん
太ったら、「まず脂肪を減らしましょう」って言われるねえ。
遵先生
太りやすい油と生きるために必要な体に良い油があるのは知っているかい?
エルくん
油はみんな一緒じゃないの?
遵先生
燃えてエネルギーになりやすい油、皮膚の潤いを保つ油、体脂肪になりやすい油、動物の油に植物の油、油には種類がたくさんあるんだよ。
ボンちゃん
油を減らせば、健康になれるわけじゃないんだねえ。
エルくん
父ちゃん、そもそも油って体の中で何をしているの?
遵先生
油はね、
1,体を動かす効率の良いエネルギー源になる
2,体を作る細胞の「壁」の大切な材料になる
3,体のバランスをとるホルモンの材料になる
大きな役割はこの3つだよ。まずは油の役割から一つ一つ説明していこうか。

1−1 油は体を動かす効率の良いエネルギー源

食事から取る栄養を大きくわけると、
1,炭水化物
2,タンパク質
3,脂肪
この3つに分けられます

犬がゴハンを食べると消化されてエネルギーに変わるのですが、脂肪は同じ量の炭水化物やタンパク質の2倍のエネルギー(カロリー)を生み出すことができます。

ポイント1 油は少ない量でたくさんのエネルギーを産み出せる、効率の良いエネルギー源

1−2 体を作る基礎、「細胞」の壁を作る材料

人も犬も、体は「細胞」が集まってできています。この細胞の壁を作る大切な材料が、食べた油から得られるコレステロールやリン脂質です。

「コレステロール」と聞くと悪いイメージをあなたは持っているかもしれませんが、コレステロールは細胞の壁を作る大切な「柱」の役割をしています。

ポイント2 油は細胞を作る大切な材料

1−3 油はホルモンを作る材料

生きる上でオンとオフの調節をする重要な物質が「ホルモン」です。

  • 食欲を調節する
  • 体温を調節する
  • 水分や血圧の調節をする
  • 睡眠や覚醒の調節をする
    ・・・など、とても大切な仕事をしています。

犬が食事からとった油をもとに作られるコレステロールからは、「副腎皮質ホルモン」や「男性ホルモン」、「女性ホルモン」が作られます。

ポイント3 油はホルモンの大切な材料

2 犬の体に良い油とは?

ボンちゃん
油って大事な役割を持っているんだね。肥満の原因になる悪者だと思ってたよ。
遵先生
体に良い油を選べば、元気の強い味方になるよ。
エルくん
ねえ父ちゃん、「体に良い油」っていうのがいまいちわかんない。
遵先生
体に良い油の特徴はね、
・体脂肪になりにくく、燃えやすい
・新鮮でさびていない
・栄養のバランスが良い(オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸)
この3つがポイントかな。
ボンちゃん
次は体に良い油についてお伝えするよ。

2−1 体脂肪になりにくい、燃えてエネルギーになりやすい油

油の種類によって、
・犬の体に貯まって肥満になりやすい油
・すぐにエネルギーに変わって燃えてしまう油
この2つがあります。

太りやすい油で覚えておきたいのは動物の油です。動物の油は、鶏でも豚でも牛でも体に貯め込んでいた「体脂肪」ですから、食べると体脂肪になりやすいので注意が必要です。

油の中でも「中鎖脂肪酸」という成分を含む油は、胃腸への負担が少なく、すぐに燃えてエネルギーに変わります。体に良い燃えやすい油です。中鎖脂肪酸が豊富な油の代表はココナッツオイルです。

中鎖脂肪酸の特徴は、

  • 胃腸への負担が少なくすぐに吸収(普通の油とくらべて4倍早い)
  • 吸収された後すぐに「肝臓」に送られてエネルギーになる(体脂肪になりにくい)
  • 「ケトン体」というエネルギー源を生み、脳のエネルギー源になる(脳が元気)

 

食事から効率よくエネルギーを取り出せると、代謝が高まって細胞が元気に仕事ができます。体を守る「免疫」の細胞が元気に働き、菌やウイルスに負けにくい体が作られます。

消化の良い油を食べることで、エネルギーがいっぱい=元気体を守る細胞が元気=病気にも強いという効果が得られるのです。胃腸が弱り、脳が老化で衰えていく高齢犬にはピッタリなエネルギー源になります。

ポイント1 消化が良く、燃えやすい油が犬の健康に良い

2−2 新鮮な油

J:油の鮮度はとても大切だよ。

B:お魚や野菜みたいだねえ。

J:どんな食べ物も、時間がたつと「錆(さ)びて」しまうんだ。空気に触れてさびることを「酸化」と呼んでいるよ。

E:さびるとどうなるの?

J:体に悪い成分に変わってしまうんだ。

B:こわいねえ。

J:体に良い油は、低温で栄養が壊れないようにじっくり絞って作られているんだ。新鮮なうちに早く使い切ろうね。

E:新鮮なうちってどのくらい?

J:アマニ油などのデリケートな油は、開封してから1ヶ月以内が目安だね。開けたら冷蔵庫で保存しよう。

B:うわ、室温で棚に並べてたよ。

J:油をさびさせないポイントは、
・冷蔵保存
・濃い色のビンに入った油を選ぶ
・空気にふれにくい容器に入った油を選ぶ
この3つを気をつけよう。

ポイント2 低温で栄養が壊れないように作られた油が犬の健康に良い

2−3 栄養のバランスが良い

油(脂質)は、コレステロール・中性脂肪(脂肪酸+グリセリン)・リン脂質という3つの大きな成分に分けられます。

中性脂肪に含まれる脂肪酸の中でも必須脂肪酸という栄養素が、体のバランスをとる役割をもっています。人や犬が体の中では作ることができない栄養素です。

必須脂肪酸には、
・オメガ3脂肪酸
・オメガ6脂肪酸
の2つの仲間があります。

一般的なドッグフードを食べている犬では、オメガ6脂肪酸が過剰オメガ3脂肪酸が不足する傾向にあります。このため、オメガ3脂肪酸をタップリ含んだ油をとることが体のバランスをとる秘訣です。

オメガ6とオメガ3のバランスが崩れると、

・体の中で炎症が起こりやすくなる(喘息、アレルギー・アトピーの痒み、関節炎など)
・血液がドロドロになりやすい
・血がかたまりやすい
・血液の中の善玉のコレステロールが減る
・皮膚の保水力の低下(フケ、ヒビ割れ、乾燥肌)
・のどや粘膜が弱くなる
・便秘
・疲れやすい
・肥満
・体が冷えやすい
・精神的に不安定になる

実にたくさんの問題が体の中で起こります。

逆にこれらの症状がある犬に、オメガ3脂肪酸が豊富な油を補うと症状が軽くなる可能性があるのです。

オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸の比率が4:1〜1:1の油が体に良いと言われています。オメガ3脂肪酸が豊富な油は、アマニ油やエゴマ油、お魚の油やオキアミの油などです。

エルくん
必須脂肪酸って言葉がむずかしいねえ。
遵先生
体に良い油はオメガ3脂肪酸っていう栄養素が豊富ってことだけ覚えておけば良いよ。

 

ポイント3 オメガ3脂肪酸が豊富な油が犬の健康に良い

 

3 犬にオススメの元気になる油

体に良い油について理解したところで、犬の健康に良いことが証明されている油をご紹介しましょう。

3−1 燃える・守る ココナッツオイル

食べることでダイエットができると話題のココナッツオイルですが、犬の健康にも良いことがわかっているオイルです。犬の体に良い油、一番目はココナッツオイルです。

3−1−1 胃腸へ負担が少なく、すぐに燃えるココナッツオイル

ココナッツオイルにたくさん含まれているのは中鎖脂肪酸という栄養素です。他の油と大きな違いは、消化しやすくすぐに燃えるという点です。またすぐにエネルギーに変換されて燃えてしまうため、体脂肪として体に貯まりにくい油です。

ココナッツオイルから作られる「ケトン体」というエネルギーは、認知症の高齢犬の脳にエネルギーを与えて、おとろえた認知力を高めることが明らかになっています。(※1)

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、脳の中のオメガ3脂肪酸を増やして認知機能を高めることがわかっており(※2)、後ほどご紹介するアマニ油やフィッシュオイルを一緒にとることで、脳をさらに元気にできます。逆に、オメガ3脂肪酸が不足すると、犬は認知症になりやすいこともわかっています(※3)特に柴犬を含めた「日本犬」はオメガ3脂肪酸の不足には気をつけたいです。

ポイントその1 ココナッツオイルはすぐに燃えてエネルギーになる
        高齢犬の脳のエネルギー源としてオススメ

3−1−2 微生物と戦うココナッツオイル

ココナッツオイルに含まれている「中鎖脂肪酸」は体内で分解されると、菌やウイルス、カビや寄生虫まで殺すことのできる物質に変化します。犬と人に害がなく、体に悪い病原体だけを殺す物質です。

「ラウリン酸」という成分がココナッツオイルにはたくさん含まれており(48%)、ラウリン酸から体内で作られる「モノラウリン」にとても強力な殺菌作用があります(※4)。

糖尿病や、クッシング症候群とよばれるホルモンの病気など、菌やカビに悩まされる病気の犬にココナッツオイルを利用すると、抗生物質を使う機会を減らすことができます。

皮膚に塗った場合は、皮膚に住む常在菌がココナッツオイルを分解して殺菌成分を作り、皮膚での悪玉菌の増殖を防ぎます。指の間や足の裏、内股や顔のシワなど、菌やマラセチアのトラブルが多いところにココナッツオイルを塗ることで、皮膚のトラブルを軽減できる可能性があるのです。

ココナッツオイルを皮膚に刷り込んでからシャンプーすると、悪い油を落とし、ココナッツオイルの保湿効果で皮膚のバリアを回復できます。

ポイントその2 ココナッツオイルは天然の細菌キラー

3−1−3 ココナッツオイルをオススメする犬

ココナッツオイルがオススメの犬は、
・老化で認知機能が落ちてきた犬
・腎臓が悪く、タンパクを制限しなければならない犬
・クッシング症候群や糖尿病など、菌が感染しやすい犬
・太りやすく循環器のトラブルを予防したい犬
・便がパサパサしてウンチが出しにくい犬
・菌、ウイルス、カビ(マラセチア)などに悩んでいる犬
・乾燥肌、から咳など、体の乾燥しがちな犬
などです。

体重5kgの犬で一日に小さじ一杯がココナッツオイルを与える目安です。

 

3−2 バランスを取るアマニ油

アマニ油はαリノレン酸と呼ばれるオメガ3脂肪酸を豊富に含んでおり、健康の基礎作りに役立つ油です。

3−2−1 生きるために「必須」の栄養ーオメガ3脂肪酸


アマニ油にたっぷり含まれているαリノレン酸、そして体の中でαリノレン酸から作られるEPAやDHAはオメガ3脂肪酸と呼ばれています。

オメガ3脂肪酸は、
・丈夫で柔軟な細胞の「膜」を作るために必要
・脳の約60%が脂肪で、特にオメガ3脂肪酸が元気な神経を作るために必要
・血液をサラサラにして循環器の病気を減らす
・皮膚や関節で炎症を起こりにくくする役割を持っている
・血圧を正常に保つ
など、犬の体を元気にするためにとても大切な役割を持っています。

不足しているオメガ3脂肪酸を補うと体を作る細胞の壁が元気でしなやかになります。薬のように何かをすぐに治すという効果はありませんが、αリノレン酸をコツコツと続けることでトラブルの少ない体になっていきます。

「アマニ油」は、αリノレン酸の含有量が50〜60%と他の油より群を抜いてます。犬のαリノレン酸の研究でもアマニ油(flaxseed oil)が使われており、犬に安心して与えられる油です(※5)。

ポイント アマニ油は細胞を元気にしなやかにする油

 

3−2−2 アマニ油をオススメする犬

アマニ油はオメガ6脂肪酸が多く、オメガ3脂肪酸が不足しやすい「ドッグフード」を食べている犬におすすめしたい油です。

・皮膚が乾燥している、毛がパサつく、痒みがある
・皮膚がベトベトしやすい
・関節のトラブルが多い
・お腹のトラブルが多い
・おしっこのトラブルが多い
・なんとなく病気がち
・老犬の元気の基礎づくりに

アマニ油は、5kgの犬で小さじ1杯が1日の目安です。

 

3−3 脳も血液もスッキリ、フィッシュオイル

アマニ油がじっくりと細胞に元気を補う油なら、今あるトラブルを緩和したいときにはお魚の油・フィッシュオイルです。

3−3−1 EPAー細胞の壁を柔らかくし、炎症を起こりにくくする

フィッシュオイルに豊富に含まれるEPAには、
・細胞の「膜」の材料となり、柔軟で丈夫な細胞膜を作る
・血管の「壁」に弾力を保ち、循環器を元気にする
・高脂血症=血液が油でドロドロの状態を改善してくれる
・赤血球を柔軟にし、血液をサラサラにする
・炎症を抑えるプロスタグランジンの材料になり、アレルギーなどの症状を緩和する
などの効果があります。

フィッシュオイルに含まれるDHAと協力して、犬では関節炎の症状をやわらげる効果を持っていることが研究で明らかになっています(※6)。犬のアトピー性皮膚炎の症状を改善することもわかっています(※7)。

ポイント : EPAは犬の炎症による病気(関節炎、皮膚のアレルギーやアトピー)の症状を緩和してくれる

3−3−2 脳と心臓を元気にするDHA

フィッシュオイルに含まれているDHAは、「認知機能」を高める効果を持っています。高齢になった犬の脳を元気にする効果が明らかになっており(※8)、頭がぼんやりしはじめたワンちゃんにはぜひ補ってあげたい栄養素です。

DHAは、
・脳の認知機能を高める、脳の神経を元気にする
・傷ついた心臓の細胞を元気にする(※9)
・子犬の脳の発達(記憶力・学習能力、神経の成長)を助ける(※10)
・目の機能に大切な網膜の発達を助ける(※10)
・ガンの放射線治療で起こる炎症をやわらげる(※11)
・EPAやガンマリノレン酸と協力して炎症、特にアトピー性皮膚炎の症状をやわらげる(※12)
・元気な精子を作る
以上の効果が犬で明らかになっています。

ポイント : DHAは脳や神経の発達、心臓の修理にとても大切

3−3−3 フィッシュオイルをオススメする犬

フィッシュオイルがオススメの犬は、
・老化で認知機能が落ちてきた高齢のワンコ
・心臓が弱ってきている犬
・アレルギーやアトピー性皮膚炎があり、少しでも薬を減らしたい犬
・内臓が弱っているので、血液をサラサラにして少しでも元気を取り戻したい犬(肝臓や腎臓病など)
・「自己免疫性疾患」と呼ばれる炎症が関与する病気を持つ犬
・皮膚や粘膜を元気にしたい犬
などです。

犬での目安は、EPAとDHAを合わせて1日100mg程度からスタートし、症状に応じて300mg〜1000mg程度まで増量します。

製品によっては吐く・下痢をするなど体に合わないことがありますので、初めて与えるときは注意しましょう。

皮膚の炎症、痒み、関節炎など、「炎症」をやわらげる目的ならEPAの多いもの、脳の老化や心臓のトラブルの予防にはDHAの多い製品を選択します。

フィッシュオイルを選ぶ際に気をつけることは、
・DHAとEPAの含有量
・重金属のチェックがされているか(材料の魚が大きいほど重金属に注意が必要)
・油の抽出方法(化学的に抽出された製品を避ける、あまり熱を加えずじっくり抽出したものを選ぶ)

こちらの漫画がフィッシュオイル選びに参考になります(AOZA HPより)
http://www.dr-smile.jp/pursuit/production/images/im_kouzyo.jpg

 

3−4 ガンマリノレン酸と月見草油


ココナッツオイルや亜麻仁油、さらにはフィッシュオイルを試したけれどあまり効果がみられない。そんなときには「月見草油」を加えます。ガンマリノレン酸を豊富に含んでいます。

体の中でリノール酸からガンマリノレン酸をうまく作ることができないと、アレルギー性皮膚炎などの炎症によるトラブルが起こりやすくなります。

犬では、フィッシュオイルに月見草油を加えることで、アトピー性皮膚炎の症状を改善することが研究で明らかになっています(※13)。月見草油だけで痒みが軽減する犬もいることから、「ガンマリノレン酸」は痒みをやわらげる大切な役割を持っていることがわかります。

ポイント 痒みの減らない犬には月見草油が名脇役

用量は小型犬で1日に小さじ1/4〜1/2杯程度です。

4 良い油の効果をさらに引き出すーたまごー

体に良い油を食べて健康になる!ためには、酵素ビタミンの力が必要です。

例えばオメガ3脂肪酸のαリノレン酸からEPAやDHAを作る流れでは、亜鉛やビタミンB6、そして「酵素」が必要になります。体に良い油だけでは、その効果を十分に引き出せません。

炭水化物や油を燃やしてエネルギーを取り出すときにも、酵素やビタミンB群が必要です。

体に良い油の効果を引き出すビタミンB群や亜鉛、酵素の材料となる良質なタンパク質をタップリ含んでいる食材は、

たまごです。

たまごはレシチン、ビタミンB2・B6、亜鉛やビタミンE、カロテノイドなど、犬や人が必要な栄養素をほぼそろえています(ビタミンCと食物繊維が入っていません)。

たまごの効能
・たまご黄に含まれるレシチンが、細胞の膜を作る「柱」になる
・EPAやDHAとレシチンが協力して柔軟で丈夫な細胞の膜を作る
・赤血球が柔軟になれば血液サラサラ
・脳の細胞が柔軟に ー 伝達力が高まり脳力アップ
・肝臓の細胞が元気になりデトックスの力が強化される
・たまご黄のレシチンに含まれるホスファチジルコリンが、脳の中でアセチルコリンに
・アセチルコリンが脳の働きを活発にする
・たまご黄に含まれるカロチノイドやビタミンEが、細胞や脂が「さびる」のを防いでくれる
・卵黄にはDHA

ポイント 体に良い油とたまごを一緒に食べることで「元気」の相乗効果

消化・吸収をしやすく、たまごが持つ栄養を残して美味しく食べるには、「半熟たまご」が良いです。

体重15kgの犬では、1日1個が与える目安。
体重5kgの小型犬では鶏のたまごでは大きすぎるため、1日1個の「ウズラのたまご」がおすすめです。

 

5 まとめ

いかがでしたでしょう?油は健康な体、元気な細胞を作るために大切な栄養です。悪者扱いされがちな油ですが、体に良い油を積極的に犬と食べ、健康な体、元気な細胞を作りましょう。

ココナッツオイル ー 高齢犬のエネルギー源に、感染に負けない体づくりに
アマニ油 ー 「炎症」や痒みの出にくい、バランスの取れた体づくりに
フィッシュオイル ー アレルギーの犬や老齢犬、関節や心臓の弱ったワンコに
月見草油 ー オメガ3脂肪酸だけではバランスを取り戻せないときに
たまご ー 油と一緒に元気な細胞づくりに

油に限らず体に良い食材を「ちょっとずついろいろ」、犬と一緒に楽しい食事を取りましょう。

 

参考文献

※1Dietary supplementation with medium-chain TAG has long-lasting cognition-enhancing effects in aged dogs. Pan Y, Larson B, Araujo JA, Lau W, de Rivera C, Santana R, Gore A, Milgram NW. Br J Nutr. 2010 Jun;103(12):1746-54. doi: 10.1017/S0007114510000097. Epub 2010 Feb 9.

※2 Dietary enrichment with medium chain triglycerides (AC-1203) elevates polyunsaturated fatty acids in the parietal cortex of aged dogs: implications for treating age-related cognitive decline. Taha AY, Henderson ST, Burnham WM. Neurochem Res. 2009 Sep;34(9):1619-25. doi: 10.1007/s11064-009-9952-5. Epub 2009 Mar 20.

※3 Induction of ketosis may improve mitochondrial function and decrease steady-state amyloid-beta precursor protein (APP) levels in the aged dog.Brain Res. Studzinski CM, MacKay WA, Beckett TL, Henderson ST, Murphy MP, Sullivan PG, Burnham WM.2008 Aug 21;1226:209-17. doi: 10.1016/j.brainres.2008.06.005. Epub 2008 Jun 11.

※4 Omega 3 oils -to improve mentalhealth,Fight Degenerative Diseases, and Extend your Life.ドナルドラディン、クララフェリックス共著 今村光一・訳 中央アート出版

※5 Flaxseed oil supplementation alters the expression of inflammatory-related genes in dogs.Purushothaman D, Brown WY, Vanselow BA, Quinn K, Wu SB. Genet Mol Res. 2014 Jul 24;13(3):5322-32. doi: 10.4238/2014.July.24.11.

※6 A prospective, randomized, double blind, placebo-controlled evaluation of the effects of eicosapentaenoic acid and docosahexaenoic acid on the clinical signs and erythrocyte membrane polyunsaturated fatty acid concentrations in dogs with osteoarthritis. Mehler SJ, May LR, King C, Harris WS, Shah Z.Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2016 Jun;109:1-7. doi: 10.1016/j.plefa.2016.03.015. Epub 2016 Mar 30.

※7 Plasma and skin concentrations of polyunsaturated fatty acids before and after supplementation with n-3 fatty acids in dogs with atopic dermatitis.
Mueller RS, Fettman MJ, Richardson K, Hansen RA, Miller A, Magowitz J, Ogilvie GK.Am J Vet Res. 2005 May;66(5):868-73.

※8 The oil-rich alga Schizochytrium sp. as a dietary source of docosahexaenoic acid improves shape discrimination learning associated with visual processing in a canine model of senescence.Hadley KB, Bauer J, Milgram NW.Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2017 Mar;118:10-18. doi: 10.1016/j.plefa.2017.01.011. Epub 2017 Feb 2.

※9 脂質疾患学 なぜ”あぶら”の異常が病気を引き起こすのか? 編:村上誠、横溝岳彦 羊土社

※10 Docosahexaenoic acid and neurologic development in animals.Heinemann KM, Bauer JE.J Am Vet Med Assoc. 2006 Mar 1;228(5):700-5, 655.

※11 Long-chain (n-3) polyunsaturated fatty acids are more efficient than alpha-linolenic acid in improving electroretinogram responses of puppies exposed during gestation, lactation, and weaning.Heinemann KM, Waldron MK, Bigley KE, Lees GE, Bauer JE.J Nutr. 2005 Aug;135(8):1960-6.

※12 Plasma and skin concentrations of polyunsaturated fatty acids before and after supplementation with n-3 fatty acids in dogs with atopic dermatitis.
Mueller RS, Fettman MJ, Richardson K, Hansen RA, Miller A, Magowitz J, Ogilvie GK.Am J Vet Res. 2005 May;66(5):868-73.

※13 Comparison of the clinical efficacy of two commercial fatty acid supplements (EfaVet and DVM Derm Caps), evening primrose oil, and cold water marine fish oil in the management of allergic pruritus in dogs: a double-blinded study.Scott DW, Miller WH Jr, Decker GA, Wellington JR.Cornell Vet. 1992 Jul;82(3):319-29.

※14 危険な油が病気を起こしている J・フィネガン、今村光一 中央アート出版

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